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”酒縁に感謝 ” 静岡 丸河屋 「ただいま」NO.60 2002/3/30
こんにちは、丸河屋の河原崎です。
桜は散っても新酒はまだまだ最盛期で満開。
お酒をこよなく愛するあなたのためのメールマガジン
今号も最後までよろしくおつき会いをお願いします。
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◆今回の内容
■A.静岡酒情報 「一段仕込み」 第三部「高砂の一段仕込み」
■B.静岡県新酒鑑評会
■D.丸河屋.com 「更新内容」
■E.静岡show-by商売 「次郎長屋」
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■A.静岡酒情報 「一段仕込み」 第三部「高砂の一段仕込み」
一段仕込みに関して連続して特集を組みましたが、最終回の今回は、静岡
流一段仕込みの確立に最も精力的に取り組んでいる、富士高砂酒造の一段
仕込みについてお伝えします。ちなみに静岡県で一段仕込みを行っている
のは、今回紹介する富士高砂酒造と、浜松市にあります出世城こと浜松酒造
の2社です。
富士高砂酒造が一段仕込みをはじめたきっかけは、ある静岡酵母との出会
いからでした。平成11年に静岡県工業技術センターで新たに配付された静岡
酵母に5MT系がありました。私も当時を思い出しましたが、この酵母から
造られるお酒を「チャーミング」と表現していました。高砂酒造の山中社長
はこの当時からこの酵母に惚れ込み、積極的に使ってきました。
しかしこの5MT系から造られるお酒は香りも味もよいのに、ひとつの欠点
がありました。それは酵母の発酵力が弱いということです。吟醸造りは酵母
を死ぬか生きるかの過酷な条件に追い込む事により、あのすばらしい香りと
味が生まれます。5MT系はこの過酷な環境に堪え難い特性ですので、もろみ
の後半(発酵の終盤)までもたないことがありました。
どうしても5MT系のお酒を造りたい、そんな山中社長の熱意に答えてくれ
たのが、静岡県工業技術センターの河村伝兵衛先生でした。まずわかった
ことは、酵母の発酵力が弱いから三段仕込みの三段目に酵母を追加投入する
方法がよいということでした。
でも待てよ、酵母の発酵力の良し悪しが影響しない方法があるではないか。
三段目にもう一度酵母を投入し発酵を待つよりも、最初から酵母を多く入れ
て発酵させればよいのではないか。そうすれば、従来よりも短い時間で発酵
が進むから、三段仕込みにする必要がない。それならば一段で充分だ。
この発想に基づき高砂の一段仕込みはスタートしました。まだまだ課題は
多いですが、今年はひとつのかたちになりつつあると山中社長は言っておら
れます。できたお酒について聞いてみましたが、「純米ですが、すっきり
していて言わなければ本醸造と間違えるかもしれないきれいなお酒。」と
自信たっぷりに説明されました。高砂酒造の今年の一段仕込みの製造数量は
1.8L換算で1,200本。県内外のバイヤーが注目しています。
この高砂の一段仕込みのお酒は、1.8L、720mlとも約200本入荷します。
山田錦(精米歩合60%)の純米酒で、1.8L-\2,500/720ml-\1,300の価格
を予定しています。しかしながら、静岡県下ではもっぱらの話題酒という
ことで、けっこう予約が入っています。後数十本はありますので、物は試し
にではないですが、旬なお酒を飲んでいただきたいと思います。
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■B.静岡県新酒鑑評会
3月26日静岡市内で静岡県新酒鑑評会の一般公開が行われました。私も
遅刻をしないように、はりきって行って来ましたので、御報告します。
今年も吟醸の部と純米の部の二部門に分かれ、「どうなもんだ」と唸らせる
出品酒が勢揃いしていました。鑑評会ですから、出品酒は文句無しの銘酒揃い
と思いきや、4酒だけは飲むに堪え難い失敗酒がありました。それらは例外
として、どのお酒も銘酒県にふさわしい酒質でした。
静岡県の場合、客観的に審査していますが、ある傾向があるようです。
全国には名立たるお酒の名産地があり、静岡県としては静岡らしさを出して
いかなければ、全国の多くのお酒に埋没する恐れがあります。そこで、静岡県
としては、この後開催される名古屋国税局管内の鑑評会や全国新酒鑑評会の
予備選にならぬよう、全国の審査基準をあてにせず、独自の鑑評会としたよう
です。当日参加者には審査結果の順位表が手渡され、この表を見ながら利き酒
されていましたが、「これが_番、もっといいのがあるのに?」という声や
「どうしてこれが入賞してないの?」といった声も耳にしました。
静岡流がどこまで通用するか、また静岡流が時代の先端を行き過ぎてるのか、
時代に取り残されているのか、これからの静岡酒は目を離せません。
順位表
吟醸の部
1. 国香
2. 花の舞
3. 開運
4. 菊源氏・若竹鬼ころし・忠正
7. 杉錦
8. 出世城・初亀・千代乃峯・喜久酔・磯自慢・満寿一・英君
15. 高砂
純米の部
1. 初亀
2. 忠正・志太泉・開運・高砂・花の舞・杉錦
8. 菊源氏
9. 若竹鬼ころし・国香・磯自慢
12. 出世城
13. 正雪
14. 喜久酔
15. 千寿
16. 葵天下・満寿一
上位入賞酒の中で1点、私も出品酒をどれにしようかと相談を受け、杜氏と
ともにブレンドを試行錯誤したお酒があり、入賞できて本当によかったなと
胸を撫で下ろすことができました。この出品酒を含めて5酒の出品酒を何とか
入荷できることになりそうです。奪い合いになりますので、公表は避けます。
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■C.丸河屋.com 「更新内容」
トップページの一番上にある看板を変えました。恥ずかしながら私の店内
での写真を載せました。明るいパソコンの画面で見ますと、にっこり笑って
いますが、少し暗いパソコンの画面で見ますと、おっかない表情をしています。
デスクトップを動かして、明るくなるような角度で見て下さいね。
それから徐々に芋焼酎のページができて来ました。全芋焼酎「蘭」と日當山
醸造の「百秀」「千秀」がアップしてありますので御覧下さい。
「蘭」
http://www.marukawaya.com/shochu/ran/ran.html
「百秀」
http://www.marukawaya.com/shochu/hinatayama/hyakushu.html
「千秀」
http://www.marukawaya.com/shochu/hinatayama/senshu.html
肝心な日本酒の方ですが、前号で紹介した「開運-ひやづめ純米」は発売
開始とともに好調でほとんど売り切りました。個人的にも数量の問題で、
自分の分までなく、味見できなくて残念でした。開運の土井社長さんには
もっと多く造ってと今度会ったらお願いしてみます。
その他「厳選別格必飲酒」と勝手に認定したものも好調です。特に高砂の
純米あらばしりである「蔵の恵」はある業務店から年間の定番で取り扱いたい
から、蔵に在庫がもしあれば、押さえてほしいという御要望もあり、百数十本
が蔵にありしまたので、定期配送というかたちでの確約をいただきました。
ホームページではもうすぐ売り切れとしますが、定期配送による在庫の余裕
がありましたら販売可能ですので、御注文の際お問い合わせ下さい。
「開運-伝」「天法-純米吟醸無濾過生」も売り切れ同然となりました。
今後アップする予定のお酒もぞくぞく入荷しています。このメールマガジン
やホームページで順に紹介していきますのでお楽しみに!
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■D.静岡show-by商売 「次郎長屋」
静岡県内で商品その他をインターネット販売しているお店の熱心な経営者、
あるいは店長さんらによるグループ「静岡show-by商売」に当店も仲間に
入れていただいています。今回もその中から1店を紹介します。
御紹介する次郎長屋さんは、「静岡show-by商売」の発起人であり幹事の
ひとり、静岡市の繁華街にある電電ビルという商店の集合体の1階にあります。
街のど真ん中のビルの中、私のような個人商店にとっては非常にうらやましい
立地にあります。
次郎長屋さんは清水に本店がある昆布専門店、静岡でも有名な老舗です。
昆布と言えば北海道、店長の西ケ谷さんは北海道の各地に出かけ、猟師に舟に
乗せてもらい昆布漁もしています。まさに店長自信が納得し、自信を持って
売れる昆布だけを売っていることがわかります。それから知らなかったので
すが、昆布もすごい種類がありますね。次郎長屋さんでは用途別にもおすすめ
があり、親切なサイトになっています。
http://www.jirochoya.com/
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
貴重なお時間をすいませんでした。
このメールマガジンは、インターネ?トの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。 (http://www.mag2.com)
次回は4月15日に発行いたします。
登録・解除・アドレス変更は、以下からどうぞ。
http://www.mag2.com/m/0000017680.htm
http://www.mag2.co.jp/m/0000017680.htm
静岡 丸河屋 http://www.marukawaya.com
担当 河原崎吉博 webmaster@marukawaya.com
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