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  ”酒縁に感謝  ” 静岡 丸河屋 「ただいま」NO.96 2003/9/30
 
          酒の数ほど浪漫が、盃の数ほど夢がある。
 
        こんにちはっ! 丸河屋の河原崎吉博です。
        お酒を愛するあなたのためのメルマガです。
        
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 ◆今回の内容
 ■A.担当者近況
 ■B.秋の季節酒 ひやおろしは本当に美味しいの?
 ■C.次世代を担う若き醸造家達 その3. 久慈浩介氏
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 ■A.担当者近況
 
 
  清酒と焼酎の日本酒専門店 静岡丸河屋の担当者 河原崎吉博です。
  
  根っからの酔っぱらいですが、悦びの酒伝道師です。
 
 
  その酔いどれが、もしかして国体ランナーに? うそっ? ほんと?
 
  世間では、走るテイスターと呼ばれていますが、この度、国体の実行
 委員会から特別参加の御案内をいただきました。
 
  今年は地元の静岡県が国体開催県です。今年からハーフマラソンが正
 式種目として登録されました。本物の選手は各県2名くらいではないで
 しょうか。その選手達に加えて地元のランナーも参加できるというのが、
 案内書の内容でした。
 
  さて、どうしようか。
 
  ここ2年間はまったく走っていません。参加してもトロトロと最後尾
 を行くのは必須。ちょっと恥ずかしいです。それに時間制限も厳しく、
 ハーフを1時間30分のペースでもバスに強制収容されます。
 
  自己最高は1時間29分ですから、バスに乗せられてしまうことは絶対
 と言っても言い過ぎではありません。
 
  せっかくですから、参加の希望だけは出しておきました。過去の記録
 を参考に選別されますので、確率は50%でしょう。まったく走れないの
 では、お話になりませんから、腹筋とスクワットをしはじめました。
 
  ううん、こうなったらドーピングしなければ。
 
  お酒の入ったグラスを持って走っちゃおうかな。
 
  走るのは10月30日。なんとメルマガ発行日じゃん。やばい。
  結果はまた御報告しますね。
 
  よ〜い、ドン! まで良い緊張の日が続きそうです。
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
  こんな担当者である私が最近飲んだお酒のリストです。
 とりあえず、自分で飲んでから、販売するかどうかを決めます。
 最近は子供が寝るのが遅くて、晩酌もままなりません。
 
 ・高砂-吟醸 山田錦 生原酒 1.8L-\3,000
 ・磯娘(芋) 720ml-\1,283
 ・御神火(麦) 35゜
 
  こちらの利酒案内のコーナーにも、私の飲酒風景が恥ずかしながら、
 出ていますので、御覧下さい。
 http://www.marukawaya.com/tasting/report.html
 
  こんな、私し河原崎吉博はいつもここにいます。
   http://www.marukawaya.com/
 
 
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  ここらで一服「なぞなぞ」でもいかが。
 
 「仲の悪い夫婦でも、これを着て寝ると喧嘩しない服があります。
  この服は何でできているでしょう?」
 
 
 答えは次号で発表します。
 
 いままではこのメルマガの末尾に答えを書いていましたが、これからは
 次のメルマガで答えを出すことにしました。
 
 答えのわかった方! メールでどしどし御応募下さい。
 
 正解者の中から抽選でささやかなプレゼントを差し上げます。
 プレゼントはビール券にしましょう。
 
 こちらまでどうぞ。
 webmaster@marukawaya.com
 
 
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  答えがわからず、いらいらさせてしまったかもしれません。
 そんな方には、小話をひとつ。
 
  ある男に聞きました。
 
 「どうしてそんな年になるまで結婚しないんだい?」
 
  ある男はうつむき加減に答えます。
 
 「お酒を飲むと向こうから断られ、飲まないとその気にならないんだ。」
 
 
  (ある男とは、過去の自分では決してありませんからね。)
 
 
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 ■B.秋の季節酒  前編 ひやおろしはほんとに美味しいの?
 
  食べ物にも旬がありますが、日本酒にも旬があります。春のしぼりたて
 もそうなんですが、秋にはひやおろしがあります。
 
  しぼりたては読んで字の如しですので、わかりやすいのですが、ひやお
 ろしってわかりにくいですね。ひやのままで蔵から酒屋に卸せるからひや
 おろしなのですが、もう少し詳しく説明しましょう。
 
  お酒は冬の寒い期間に造って貯蔵されます。貯蔵せずにしぼったまんま
 出すのがしぼりたてです。貯蔵されたお酒はいつ飲んでもらえるかなあと
 出番を待っているのでありますが、その出番が夏ですと、出荷の前に火入
 れ殺菌されます。暑い時期は雑菌がいっぱいですから、殺菌するのですね。
 秋になり、涼しくなりますと、雑菌に汚染される危険性も少なくなります
 ので、タンクで貯蔵したお酒を火入れせずに瓶に詰めて出荷されます。
 つまり火入れしないということは、ひやのままですね。ひやのまま卸す
 ということから、ひやおろしという名前がつきました。
 
  つまりひやおろしは本来、造ったお酒をタンクに入れて、そのまま瓶詰め
 されたお酒です。
 
 このひやおろしは本当に美味しいのでしょうか?
 
 これは大問題です。
 
  お酒は保存管理上、冷蔵管理されています。ですから、秋になったから
 といって、そのまま瓶に移すというのはどうなんでしょう。秋以外でもで
 きるわけですから、冷蔵管理されている場合は季節がありませんね。
 
  では、ひやおろしは冷蔵管理されていない、管理のよくないお酒なの
 でしょうか。これが問題なのであります。
 
 たしかに常温で熟成させたひやおろしもあります。こうすると熟成によ
る老ね香というのがつきます。結局は好みによりますが、ただ熟成させて
ひやおろしという名前をつけただけでは、有名無実のような気もします。
 
  最近の地酒蔵では、しぼってから瓶に入れて冷蔵庫に入れますから、
 タンクからひやのまま瓶詰めすることがない場合が多いです。実質上の
 ひやおろしはない、ということにもなるわけです。
 
  果たして、酒屋さんで売られている、ひやおろしとはどんなお酒なので
 しょう。共通しているのは、秋の季節酒として発売しているということで
 す。秋まで常温熟成させたお酒をひやおろしとして出す蔵もありますし、
 秋の創作酒としてひやおろしを出す蔵もあります。
 
  こうなりますと、飲んでみたいと思っても、迷いますね。私が余計に
 迷わせてしまったかもしれません。
 
 迷ってしまったあなたに。
 
 丸河屋では、ひやおろしの定義をこう決めています。
 
 「ひやおろし = 秋の味覚にあう秋の酒」
 
 造り方や貯蔵の仕方の云々ということではなく、味わいが秋かどうか
ということで、判断してます。
 
  くだりカツオや松茸やサンマに合うお酒を選びました。
 
  実際に試飲をいくつもしますが、丸河屋が納得するひやおろしはなか
 なか見つかりません。10本試飲して、合格は1本といったところ。今年も
 3種類しか選びませんでした。
 
  その、これぞっ!ひやおろしと自信のある3酒をご紹介しましょう。
 簡単にいきますよ、長くなりますから。
 
 
 1. 開運 純米 ひやおろし 1.8L-\2,500
 
   9月に試飲会に行きました。美味しいお酒はたくさんあるものの、私
   が納得するひやおろしはなかなかありません。丸1日かかってこの
   1本にめぐり合ったわけです。口にした瞬間、ああよかったと感激し
   てしまいました。
 
 
 2. 天法 純米 ひやおろし 1.8L-\2,400
 
   天法のひやおろしは毎年安定しています。だいたいいつも同じよう
   な感じになりますので、今年もひやおろし的にはおすすめです。
 
 
 3. 高砂 純米 旬 1.8L-\2,200
 
   こちらも創作的にひやおろしを仕上げてきます。同じく純米の春バー
   ジョンに蔵の恵がありますが、その秋バージョンです。タイプはまっ
   たく違っていますが、季節酒として気が利いている1本です。
 
 
  以上のお酒のページはできていませんが、御注文は商品一覧から速攻で
 できるようにしてあります。こちらです。
 http://www.marukawaya.com/order_list.html
 
  秋の味覚をもっと美味しくいただきたい方には、上のひやおろしをおす
 すめします。数量的には少なく、季節酒のため、1回限りの入荷です。
 美味しい秋を飲みたい方は、いますぐお急ぎ下さい。
 
 
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 ■C.次世代を担う若き醸造家達 その3. 久慈浩介氏
 
  怒濤の焼酎ブームの中、清酒蔵は何をしているのだろう。
  このまま焼酎に突っ走らせていいのか。清酒の底力を見せてくれ。
 
  そんな声が聞こえるくらい、清酒と焼酎の勢いには差があります。あ
 れほど清酒を騒いでいた雑誌もいつしか焼酎にその主役を塗り替えるな
 ど、謀反者が至る所に点在しています。
 
  こんな御時世でも、しっかりと我が道を貫く清酒蔵がいくつか存在し、
 目には清かに見えぬとも、着実に新時代の予感を感じさせてくれていま
 す。シリーズとして、「次世代を担う若き醸造家達」というタイトルで
 元気な蔵元を紹介しています。
 
  今号はその第3弾、岩手県の南部美人酒造の久慈浩介氏を紹介します。
 
  南部美人の久慈浩介氏は、日本酒業界の元気印二重丸です。風雲児の
 ように日本全国日本酒啓蒙行脚していますので、今日はあなたのすぐ近
 くにいるかもしれません。
 
  テレビ東京系列の番組に、何でも鑑定団があります。それに堂々と
 登場しました。タイトルはたしか、名物社長のお宝だったと思います。
 静岡の放映は9月21日でしたので、ついこの間見ました。
 
  ああ、見た見た、おぼえてるよ。という方もいらっしゃるのではない
 ですか。あの人です。心臓からは軍艦マーチのテンポで血液が流れてい
 るのではと思えるほどの元気男。蔵にあったお酒の自動販売機を持って
 きて、鑑定してもらっていました。この販売機は昭和初期だったと思い
 ますが、お金を入れるときっちり180ml出て来るという優れものです。
 古くて使えなくなっていますが、30万円と値がつきました。テレビでも
 なかなかやるやあと思いました。
 
  まさに清酒低迷期にこの男あり。
 
  男意気がいいです。テレビもよかったですが、南部美人を扱っている
 酒屋さんや居酒屋さんなどから声がかかれば、できる限り顔を見に行く。
 そんなポリシーで南部美人や清酒全般を全国に啓蒙しています。そう
 そうこの頃は全国ではなく、全世界に進出しています。香港、ハワイ、
 アメリカ、ヨーロッパと日本酒のために世界中を飛び回っています。
 
  こんな久慈浩介氏の南部美人はどんなお酒なのでしょう。
 
  まず、はずれがありません。値段の高い安いに隔たりなく、すべてそ
 れなりにいいお酒になっています。私は本醸造生貯蔵酒の300mlで\340
 というのがありますが、これがとっても気にいっています。ほどよい香
 りがあってすっきりしていて、後味が爽快。この他、いろいろあります
 が、突出しているのは、大吟醸でしょう。南部美人は大吟醸を語らずし
 て南部美人を終わらすことはできません。
 
  2001年、2002年と南部杜氏が造ったお酒のチャンピオンに輝きました。
 南部杜氏が造るお酒は700種類くらいありますので、その中で1番になる。
 しかも2年連続というのは、偶然でも間違いでもないはずです。2003年は
 1番になりませんでしたが、それでも14番。上等ですね。ついこの間行わ
 た、秋の岩手県清酒鑑評会でも金賞を受賞。春の全国新酒鑑評会でも
 金賞を受賞しています。
 
  どうです、南部美人の大吟醸を飲みたくなったでしょう。
 
  私も飲ませていただきました。もう、唸るというよりは泣けてくる。
 いやいや参りました。降参。万歳。そんなすごいお酒です。
 こちらから私が飲んでいる姿が見えます。
 http://www.marukawaya.com/nanbubijin/daiginnama.html
 
 
  大吟醸の他、特別純米などもありますので、こちらから御覧下さい。
 http://www.marukawaya.com/nanbubijin/nanbubijin.html
 
 
 
 次世代を担う若き醸造家達 その1.の七田謙介氏については、こちらの
 バックナンバーからどうぞ。
 http://www.marukawaya.com/mailmagazinebn/mm2003/tadaima030830_no94.html
 
 その2.の藤村俊文氏についてはこちらです。
 http://www.marukawaya.com/mailmagazinebn/mm2003/tadaima030915_no95.html
 
 
 
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 後書き
 
  今号で96号、もうすぐ100号に達します。記念すべき日が迫っています。
 100号になったら今までを振り返って、初心に帰るつもりで、リニューアル
 でもしようかと考えています。
 
  何のためのメルマガか、お酒を販売するためなのか、ホームページの
 更新内容をお知らせするのか、新入荷のお酒を紹介するのか、などなど
 振り返って見て、これからを創造します。
 
  インターネットをはじめて5年になりますが、ホームページやメルマガ
 で商品を販売するほどアナログなことはありません。
 
  よく、ネットは顔が見えないという方がいます。顔が見えたか、見えな
 いか、という物理的なことが重要ではなく、顔が見えるおつき合いができ
 るかどうかが重要ですね。
 
  顔のどこを見ますか?
 
  目で視るのではなく、心で見ているのではないでしょうか。
 
  文章もそうだと思います。 形にはこだわらず、精進あるのみです。
 
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 このメールマガジンの複写・転載はお酒を愛する方だけにOKです。
 どんどん紹介して、愛酒の輪を広げて下さい。
 
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 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
 貴重なお時間をすいませんでした。
 
 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
 発行しています。 (http://www.mag2.com)
 
 次回は10月15日に発行いたします。
 
 登録・解除・アドレス変更は、以下からどうぞ。
 http://www.mag2.com/m/0000017680.htm
 http://www.mag2.co.jp/m/0000017680.htm
 
 静岡 丸河屋       http://www.marukawaya.com
 担当 河原崎吉博    webmaster@marukawaya.com
 
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