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杉井さんから届いた宅急便。

さてなんだろうとあけてみますと。

手紙とパンフの下には。
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お酒が入っています。

きんの介2009と御対面です。
今年も精米歩合70%のいかした純米酒が出来ました。精米歩合70%とは、原料米の外側から3割を磨いてあるということです。食べるお米の精米歩合は90%以上。お酒にする場合は、磨いて(削って)しまうんです。
きんの介の精米70%は現代のお酒の中では磨いてない部類に入ります。磨かずともいいお酒を造ろうとする反骨精神も杉錦にはあります。
杉井さんっておとなしい人柄ですが、酒造りにかける情熱は並々ならぬものがあります。そういった心意気もお酒で感じてほしいなあと販売する側は感じます。
あっ、言い忘れるところでした。お酒の名前のきんの介は杉井社長さんの名前でもあります。開運の波瀬正吉など、杜氏をお酒の名前にするのは、よくありますが、社長本人の名前にするのは、ちょっとないような気がしています。それだけに自信ありってことなんでしょうね。ちなみに杉井さんは杜氏も勤めてはいます。
お客さんにすすめている手前、実際どんなものか?
杉錦のきんの介社長の言う通りの酒質だろうか?
こんな時には真剣勝負。
香りはしぼったばかりのフレッシュさがトップにきて、若さにともなう華やかさも湧いてくる。この時点で癖がないことが確認でき、一安心。
口に含んで口当たりと基調香りを感じ取る。お米らしさが飛び出てほっとする。この香りは日々増えていくだろう。
そして、このお酒の最もな長所であるボリューム感。これがいいんですねえ。原料であるお米はそんなに磨いていないので、コクと雑味が出てもしょうがないのだけど、それがない。
杉井さん、腕を上げたねえ。
このタイプは非常に造るには大変で、しかも経験を必要とする。吟醸酒の倍手をかけ、神経を使った結晶。脱帽 感動ものですよ。
酒屋の商売柄、いくら美味しいお酒であっても、「うっ、うめえやこりゃ!」と感動してはいけない。感情移入は第二段階にすべき。
だから「旨すぎる」「たくさん飲みたい」「生きててよかった」という人間の本性は影に潜ませている。そんな商売根性も負けそうな渾身の1本ですね。この感覚をしばらく引きずってしまいそう。
杉錦のファンも年々増えています。社長が実直で正直なお酒であり、常に挑戦し続ける姿がお酒にも現れ、美味しく飲み手の心を打つからだと思います。
きんの介は生もと純米中取り原酒と難しい名前がついています。簡単に考えて下さい。
「純米」→コクがあります。
「生もと(きもと)」→一般的なお酒の倍くらいに手間をかけます。心意気が感じられます。
「中取り」→いいとこ取りです。
「原酒」→しぼってから水で割っていないそのまんま。濃いです。
750kgの小仕込みで、掛米も全て10kgずつ洗って低温醗酵させるので、きれいな酒になると思います。これは大吟醸や純米大吟醸と同じ規格です。期待できますね。
このように造られますから、ご予約頂いた本数をもとに瓶詰めする商品です。
原料米: 麹米 -ひとめぼれ
精米歩合70% 掛米
-あいちのかおり 精米歩合70%
酵 母: 協会7号
その他: しぼりたての一回火入れ
予定数値 日本酒度:+4
酸度:1.8 アルコ―ル 18度代後半
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